【本が売れない】原因が見つかるマーケティングの4P分析

登録・方法

本を販売したのはいいが、本が売れないという悩みを抱えていないでしょうか?
そんな時は、マーケティングの「4P分析」を使いましょう。
4P分析とは、物が売れない時の原因を見つけるための方法です。
「製品(Product)」「価格(Price)」「流通(Place)」「プロモーション(Promotion)」の頭文字の4つのPから「4P分析」といいます。
このページでは、本が売れるようになるための方法を解説します。

製品の分析(Product)

画像出典:Amazon

製品が問題ないのかを分析しましょう。
Amazonで販売した本(製品)を分析するには、口コミを確認します。
Amazonでは5段階評価で星の評価が付きます。
これが星3を下回っているのであれば、製品に問題があるため売れていません。

ただ、星1が付いていたとしても焦る必要はありません。
星1を付けた人が、100人中たった1人だけで、残りの99人は星5の可能性があるからです。
ある程度、星の評価が貯まってから判断するようにしましょう。

もし低評価の場合は、本の内容を修整してください。
内容を修整するのは、恥ずかしいことではありません。
プロでも加筆修正はしますし、初版と最新版で内容が違うというのは、よくあることです。

低評価の原因一覧

ここからは本が低評価になる主な原因を解説します。

①ページ数が少ない

ページ数が少なくて、評価が低い場合があります。
ただ、絵本と小説ではページ数に差があるのは当然です。
自分が出す本のライバルを確認しましょう。
ライバルの本より、極端にページ数が少ない場合は、低評価に繋がる可能性があります。

②広告が多い

お客さんは広告の内容ではなく、広告自体に「広告=邪魔な物」というイメージがあります。
そのため、書籍内に広告があるだけで嫌われてしまいます。
広告を入れる場合は、1~2ページほどに収めましょう。

③ターゲットがずれている

もしコメディ映画だと思い観に行って、ホラー映画だった場合、当然ですが、その作品がどんなに面白くても低評価になります。
これはお客さんが求めるべき物と、違う物が届いてしまったからです。
お客さんに提示するべき事前情報が間違っているのです。

例えば、ただ「絵本」とするよりも、「幼児向け絵本」とより明確にする方が、それを求めるお客さんに届きやすくなります。
ターゲットは明確にしましょう。

価格の分析(Price)

価格が問題ないのかを分析しましょう。
本の価格ですが、高すぎるのも問題ですが、ただ安くすればよいという物でもありません。
例えば「秘伝の書」が10円だったら、ありがたみがないですよね。
価格を決める時は、ライバルを確認しましょう。
ライバルの値段を元に、最適な値段を設定します。

流通の分析(Place)

画像出典:Amazon

流通が問題ないのかを分析しましょう。
ここでいう流通は、Amazonのことになります。
流通については正直、問題がないため、気にしなくても大丈夫です。
なぜなら流通として、最高の環境だからです。

通常、宣伝無しの場合、本が1冊でも売れるということは奇跡です。
ですがAmazonの場合は、流通が優れているため、宣伝無しでも本が売れます。
これは、とてもすごいことです。

プロモーション(宣伝)の分析(Promotion)

プロモーションが問題ないのかを分析しましょう。
通常、宣伝をしないと、本が売れることはありません。
なぜなら、あなたの本をみんなが知らないからです。
知らなければ、当然売れることはありません。

宣伝しなければ売れない

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お笑い芸人なので面白おかしくしゃべっていたのですが、陣内智則さんはYouTubeの登録者数が100万人を超える大人気芸人です。
そんな大人気芸人でも宣伝をしなければ、70人しかお客が入らないのです。

ジブリの宣伝しない戦略

画像出典:STUDIO GHIBLI

ジブリの宮崎駿監督の最新作「君たちはどう生きるか」は宣伝一切なしで公開されました。
結果は大成功で、ジブリ作品歴代最高の初動興行収入となりました。
ここで注意して欲しいのが、これは宮崎監督ほどのネームバリューがあるから成功したということです。
公開初日は、座席がガラガラで、失敗とまで報道されました。

つまり、宣伝しないと確実に失敗するのです。
宣伝しないというのは、宮崎監督ほどのネームバリューがないと成り立ちません。

その証拠に「もののけ姫」を宣伝していた頃です。
この当時はまだ、今のような影響力はジブリにありません。
プロデューサーの鈴木敏夫さんは、「宣伝費」に「配給収入」は比例するという考えの元、60億円規模の宣伝を行いました。
結果は大成功で、当時193億円の配給収入を記録しています。
ここで1番大事なのは、ジブリでさえ60億円分の広告をしていたということです。

◆参考文献
スタジオジブリ物語 (集英社新書) 2023/6/16

宣伝は「Google広告」「X(旧Twitter)広告」を使おう

残念ながらAmazonで販売した本を、Amazon内で宣伝する方法が今の所ありません。
そこで本を宣伝する場合は「Google広告」か「X(旧Twitter)広告」をオススメしています。
ちなみに同様のサービスである「Yahoo!広告」はオススメしません。
まず影響力が「Google広告」と比べて無いですし、「Yahoo!広告」側が非を認めたにも関わらず、カスタマーサポートは何も対応してくれませんでした。

ネット広告のいい所は、AIで広告の精度が上がっていく所です。
「100出版所」では、その広告運営代行も行っています。

ただ本を販売して、すぐ広告を打つことは、オススメしていません。
本を3~5冊ほど販売してから、広告を打ちましょう。
なぜなら、本が3~5冊あると、良かったので同じ著者の本を読もうと、相乗効果が生まれるからです。
そのため、広告費の節約になります。

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