わかりにくい文章の特徴として共通しているのが、説明不足です。
このページでは「悪い例」と「いい例」を元に、どのような説明不足があるのかを解説していきます。
◆悪い文章の例
「りんご大学」によると、1番甘いのは「王林」です。
◆いい文章の例
1番甘いリンゴの品種を調べました。
「青森りんごTS導入協議会」が運営している「りんご大学」というサイトによると、1番甘いリンゴの品種は「王林」です。
甘味が多いリンゴを購入する時は「王林」を選びましょう。
前振りがない(事前の説明)
悪い文章には、前振りがありません。
「1番甘いのは「王林」です」とだけ言われても、読者は戸惑います。
そこで「1番甘いリンゴの品種を調べました」という事前の説明(前振り)が必要になります。
みんなが知ってる前提(固有名詞の説明)
悪い文章は、「みんなが知ってる前提」です。
例えば「リンゴ大学」「王林」と言われても、わからない人が当然います。
なので「リンゴ大学」であればサイトであること、「王林」であればリンゴの品種であることなど、固有名詞の説明が必要です。
何をして欲しいの?(行うことの説明)
悪い文章は、その文章を読んで「何をすればいいのか?」がありません。
著者の意図がわからないため、読者は戸惑います。
なので「甘味が多いリンゴを購入する時は「王林」を選びましょう」など、著者が何をして欲しいのか、行うことの説明が必要です。