【読まれる努力】書籍は1番最初が大事(面白い本の作り方)

面白い本の作り方

書籍は1番最初が大事です。
なぜなら読者は「いつでも読むのを止められる」からです。
このページでは、なぜ1番最初が大事なのかを解説します。

読者はいつでも読むのを止められる

読者はあなたのファンとは限りません。
内容を全部読んでもらえる前提で、本を書いていないでしょうか?
書籍を最後まで読んでもらうには
「①興味を持ってもらう」という引き込みと
「②難しい話をしない」という離脱防止が必要です。

①興味を持ってもらう(引き込み)

1番最初は相手の興味がある話から始めましょう。
間違っても最初に、自己紹介を何ページにも渡って長々と、というのは止めてください。
読者が興味を持っていない状態で、興味がない人の自己紹介をされるのは苦痛でしかありません。
興味がない話は分散させるか、最後の方に持っていきましょう。

②難しい話をしない(離脱防止)

1番最初に難しい話をしないでください。
どうしても難しい話をする場合は、最初ではなく中盤以降にお願いします。
面白い話が後ろの方に残っていたとしても、最初の難しい話のせいで、読者は読むのを止めてしまいます。

落語の「枕(まくら)」を見習う

みなさん落語は聴いたことがありますか?
落語には「饅頭こわい」「寿限無」「芝浜」など、様々な演目があります。
しかし落語家は、この演目をいきなり話すことはありません。
演目の前に「枕(まくら)」と呼ばれる、本編前の導入があるのです。

落語は江戸時代など昔の話が多く、現代ではわからない表現が多々あります。
枕で、落語家自身の人となりを知りつつ、本編に入る前の予備知識を得ることができます。
つまり枕は、落語家自身に「興味を持ってもらう」と、いきなり「難しい話をしない」の2つの効果があるのです。
この枕があるからこそ、落語という文化が今も残り続けているのだと思います。

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