このページでは、一般的によく使われる本のサイズを一覧でご紹介します。
それぞれのサイズが持つ特徴や用途を解説するとともに、「Amazon POD出版に対応しているかどうか」も明記しました。
あなたの作品にぴったりのサイズを見つけるための参考にしてください。
Amazon POD出版で作成可能なサイズ

Amazon POD出版では、最小サイズから最大サイズまでの範囲内であれば、ミリ単位で自由にサイズを指定できる「カスタムサイズ」と、あらかじめ用意された「標準サイズ」が利用できます。
作成可能なサイズ範囲(最小・最大)
まず、すべての紙書籍(ペーパーバック)に共通する基本のルールです。
- 最小サイズ
- 幅: 101.6 mm(4インチ)
- 高さ: 152.4 mm(6インチ)
- 最大サイズ
- 幅: 215.9 mm(8.5インチ)
- 高さ: 296.9 mm(11.69インチ)
この範囲内であれば、正方形の本や横長の写真集など、自由な判型の本を出版することが可能です。
一般的な本のサイズ一覧

Amazon POD出版 非対応サイズ
■文庫本
A6判:横幅105mm × 高さ148mm(比率1:1.4)
小説などで最もポピュラーなサイズ。コンパクトで軽く、鞄に入れて持ち歩きやすいのが特徴です。
※AmazonのPOD出版では、サイズが小さいため作れません。
Amazon POD出版 対応サイズ
■新書
新書判:横幅103mm × 高さ182mm(比率1:1.8)
文庫本よりも少し縦長のスリムなサイズ。教養書、ノンフィクション、入門書などでよく使われます。
■コミック(少年漫画)
小B6判:横幅112mm × 高さ174mm(比率1:1.6)
多くの少年・少女漫画雑誌の単行本で採用されているサイズです。
■コミック(青年漫画)
B6判:横幅128mm × 高さ182mm(比率1:1.4)
青年漫画や、少し大きめの判型の漫画単行本によく見られるサイズ。文庫本より一回り大きく、読み応えがあります。
■単行本(小説、ビジネス本など)
四六判:横幅128mm × 高さ188mm(比率1:1.5)
小説、ビジネス書、エッセイなど、ハードカバー・ソフトカバー問わず幅広く使われている、最も標準的な本のサイズの一つです。
■教科書
A5判:横幅148mm × 高さ210mm(比率1:1.4)
教科書や学術書、マニュアル、文芸誌などでよく用いられるサイズ。文字や図版が見やすく、書き込みもしやすい大きさです。
■雑誌
B5判:横幅182mm × 高さ257mm(比率1:1.4)
一般的な週刊誌や月刊誌、情報誌などでよく見かけるサイズです。
■写真集
A4判:横幅210mm × 高さ297mm(比率1:1.4)
コピー用紙でお馴染みのA4サイズ。写真集、画集、デザイン書など、大きな写真や図版を迫力をもって見せたい場合に適しています。
※出版社によって大きさが多少変わる場合があります
AmazonのPOD出版でのサイズの決め方

本のサイズを選ぶ際には、主に以下の3つの要素を考慮する必要があります。
それぞれのバランスを取りながら、本の内容や読者に合った最適なサイズを見つけることが大切です。
① 印刷コスト(用紙サイズ)
判型(本のサイズ)が大きいほど、1ページに掲載できる情報量が増えます。
そのため、総ページ数を抑えることができ、印刷コストの削減につながります。
② 携帯性(持ち運びやすさ)
サイズが小さい本は、バッグに入れて持ち運びやすく、通勤・通学中や外出先でも手軽に読めるというメリットがあります。
読者の利便性を高める重要な要素です。
③ 収納のしやすさ(本棚との相性)
一般的な本棚に収まるサイズであることも考慮すべき点です。
特殊なサイズは、読者が保管しにくく、コレクションとしても敬遠される可能性があります。

