【面白い物語の作り方】キャラクターに弱点を付けよう

面白い本の作り方

漫画やアニメなど、キャラクターには弱点が多いと思いませんか?
それは弱点が「面白い物語を作る」には重要だからです。
この記事では、なぜ弱点がキャラクターに必要なのかを解説します。

弱点のあるキャラクター

キャラクターの弱点と言えば、どのような物を想像しますか?
弱点のあるキャラクターは、実はとても多いんですよ。

  • ワンピースの「ルフィ」:カナヅチ(海で泳げない)
  • アンパンマン:顔が濡れると力がでない
  • ドラえもん:ネズミが怖い

そしてキャラクターの弱点は実は古くから存在します。
その中でもアキレスのアキレス腱は最も有名です。
アキレスはギリシア神話に登場する英雄で、最強の戦士です。

アキレスの母親が、アキレスが赤ん坊の時に、不死の体になる冥府の川ステュクスにアキレスを浸します。
その時に母親がアキレスのかかとを掴んでいたため、アキレスのアキレス腱は唯一の弱点となったのです。
そしてこれが、アキレス腱の語源となりました。

弱点でキャラクターが好きになる

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弱点があるとキャラクターを好きになってもらえます。
フジテレビの「何か“オモシロいコト”ないの?」という人気バラエティー番組をご存じでしょうか?
その中で「1000点獲得まで帰れないスリルカラオケ」という企画があります。
出演者たちが綺麗な美声でカラオケ合計1000点を目指す企画です。

その出演者の中にフジテレビアナウンサーの三田 友梨佳アナがいました。
満を持して三田アナが歌い出すと、なんとすっごい音痴。
容姿端麗で頭脳明晰な三田アナが、実は音痴というギャップで笑いが起きます。
私は、この映像を見て三田アナに親近感がわきました。
なぜ親近感がわいたのか、その謎を解明します。

共感

弱点があると共感する人が生まれます。
例えば歌が下手なら、歌が下手な人の共感を得られます。
私は歌が下手だけど、三田アナも歌が下手なんだとなるのです。

優位性

弱点があると優位性が生まれます。
完璧なキャラクターだと、全てが自分より上になってしまいます。
そこで弱点があることで、この部分は私が勝っているとなるのです。

応援できる

弱点があると応援ができます。
歌が下手なら、頑張れと応援ができます。
応援していると、そのキャラクターが好きになっていきます。

弱点で物語を盛り上げる

弱点があると物語が盛り上がります。
なぜなら「弱点」がキャラクターをピンチに陥れる要因となるからです。
弱点とは、キャラクターの克服すべき課題や、予期せぬ困難を引き起こす原因となる部分にもなります。
この要素があることで、物語における緊張感や意外性が増し、読者の興味を引きつけることができます。

弱点が明らかになると、敵や環境がその隙を突いてキャラクターを追い詰め、彼らがどのようにそれを乗り越えるかが大きな見どころとなります。
さらに、弱点を克服する過程はキャラクターの成長を示す重要な要素でもあり、物語全体に感動や共感を与える力を持っています。
このように、弱点は単なる弱さではなく、物語に深みとドラマを加える大切な要素なのです。

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