Amazon「紙書籍(POD出版)」を出版する時の「利益(報酬)」の計算方法(求め方)

登録・方法

この記事では、Amazonで「紙書籍(POD出版)」を出版する時の利益の計算方法について解説します。
利益を計算する時の注意点は
・本のサイズはどのくらいか?
・印刷コストは何円か?
・販売価格は何円か?
の3つです。

紙書籍のサイズを決めよう!

紙書籍のサイズは、下記範囲内で設定できます。
紙書籍のサイズは、印刷コストに関わってきます。

紙書籍のサイズ
  • 横幅:101.6 ~ 215.9mm
  • 高さ:152.4 ~ 296.9mm

▶ 一般的な本のサイズバリエーションはコチラ

印税60%から印刷コストを引く

紙書籍の印税は60%です。
印税から印刷コストを引いた額が報酬になります。
販売価格は最大3万円(税抜)まで設定できます。

コストは「標準判」と「大判」で変わります。
「標準判」はサイズが横幅155.5mm、高さ228.6mm未満の本です。
「大判」はサイズが横幅155.5mm、高さ228.6mm以上の本です。

白黒印刷の印刷コスト

【標準判の印刷コスト】
108ページまでは、1冊422円。
110ページからは、1冊206円+1ページあたり2円。

【大判の印刷コスト】
108ページまでは、1冊530円。
110ページからは、1冊206円+1ページあたり3円。

カラー印刷の印刷コスト

【標準判の印刷コスト】
40ページまでは、1冊475円。
42ページからは、1冊206円+1ページあたり4円。
ちなみに印刷コストが1番お得なのは、42ページで374円です。

【大判の印刷コスト】
40ページまでは、1冊475円。
42ページからは、1冊206円+1ページあたり5円。
ちなみに印刷コストが1番お得なのは、42ページで416円です。

参考:Amazon「印刷コストの変更に関するよくある質問 (FAQ)」(参照日:2023/06/22)

印刷コストは下記リンクのAmazonのページで計算できます。
▶「Amazon」印刷コスト

利益の求め方:販売価格を決めよう!

最後に販売価格を決めましょう。
例えば、標準判42ページのカラーの紙書籍を1,000円(税抜)で販売した場合。
1,000円(売上)× 60%(印税)‐ 374円(印刷コスト)=226円(税抜)
が報酬になります。
出版社の場合は通常、販売価格の10%ほどしか貰えないので、非常にお得です。

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