「100出版所」に制作を依頼された方に向けて、どのように書籍の制作を進めて行くのか、まとめましたので、このページで解説します。
制作は「①内容を詰める(編集)」→「②デザインの方向性を決める」→「③清書(本文完成)」→「④表紙・裏表紙の作成」→「⑤Amazonで販売」の項目ごとに順番に進めて行きます。
原稿によっては、①②③の作業が不必要な場合もあります。
①内容を詰める(編集)
まずは、書籍の内容を詰めます。
この段階では、デザインのことは一切決めません。
理由は、ページ内容や構成が変更になる段階では、デザインもそれに合わせて変更になるため、2度手間で非効率だからです。
「内容を詰める」段階では、主に下記内容を決めます。
文章、必要なイラスト・写真、本のサイズ、ページの順番、総ページ数、タイトル、ターゲット、メインカラー、販売価格など
②デザインの方向性を決める
内容を詰めたら、次はデザインの方向性を決めます。
この段階に入ると、ページ内容や構成は基本的に変更できませんので、注意して下さい。
ターゲットやメインカラーを元に、高級感、ポップ、シンプルなどデザインを確定します。
③清書(本文完成)
書籍に詰め込んだ内容をキレイに清書していきます。
清書が完了すれば、本文は出来上がりです。
④表紙・裏表紙の作成
書籍の「表紙・裏表紙」は、映画でいう予告編みたいな物です。
映画が完成していないと予告編が作れないように、本文が完成していないと「表紙・裏表紙」は作れません。
そのため最後に作業します。
⑤Amazonで販売
書籍が完成したら、Amazonで本を販売して作業は完了です。
電子書籍と紙書籍(POD出版)での販売が可能です。
お客様のチェック
「①内容を詰める(編集)」「②デザインの方向性を決める」「③清書(本文完成)」「④表紙・裏表紙の作成」の各項目ごとに、お客様にチェックを行って頂きます。
その時に「変更点」と「いい所」の2つを教えて下さい。
変更点
「変更点」は文字通り、変更したい所です。
この時なぜ変更したいのか、理由を必ず教えて下さい。
例えば、黄色が嫌ということであれば、青色にしよう。
安っぽいとなれば、高級感のある物にしよう。
など、理由に合わせた提案ができます。
いい所
作成した内容で「いい所」があれば教えて下さい。
これは、私がほめられたいとか、そういうことではありません。
「いい所」とは変更してはいけない所です。
その変更してはいけない所を共有する必要があるのです。
以上が制作の進め方になります。